薬草とは

 薬草とは薬用に用いる植物の総称です。 処方の仕方はそのままであったり、簡単な加工であったり、有効成分を抽出したりして用いられます。 薬草には草本類だけでなく木本類も含んでいます。 薬用植物は現在様々な形で用いられています。 今日の薬用植物は中国の中薬、日本の漢方薬、民間医薬、ヨーロッパのハーブ、スパイスなどに分けられます。 人類は大昔から薬用植物を用いてきたと考えられています。 薬用植物はもともと野生のものを採取していたが、現在では栽培したものも用いられています。 人間が病気になったとき昔からそれを直すのに、ごく身近にあった植物を摂取する方法がありました。 療法として植物が用いられるのは、動物が体調を崩した時に特定の植物を食べることなどからも推測できます。
 古代ギリシャでは多くの薬用植物を使用していました。 古代ギリシャ文明では多くの医師を輩出したが、多くは医者であると同時に薬物者、植物学者だったのです。 昔は発刊、催吐などをもたらす植物を用いて治療の助けとしていました。 薬用植物の分野で古代ギリシャ文明を継承して、栄えたのはイスラーム文明です。 多くの文明が独自の薬用植物を医学的に使用していました。
 21世紀になった今は、日本では高齢化が進行して、西洋医学では解決できない疾患が増加しています。 高齢化の結果、薬用植物などの使用が求められ、医療のニーズは変わってきたのです。